日本橋の親子丼発祥の店「玉ひで」のとろとろ親子丼ランチ

今回ご紹介するのは、日本橋にある親子丼・すき焼き発祥の老舗、鳥料理玉ひでです。

宝暦10年(1760年)創業という長い歴史を誇り、テレビや雑誌など多くのメディアでも取り上げられてきた名店。地元の方はもちろん、遠方から訪れるグルメファンや観光客にも広く愛され続けています。

人気店のためランチタイムは行列ができることも多いですが、回転が比較的早く、平日ランチでも利用しやすいのがうれしいポイント。

さらに、強運厄除けで知られる小網神社から徒歩約5分とアクセスも良く、参拝後のランチスポットとしてもおすすめです。

今回はそんな「玉ひで」で味わえる、とろとろ食感が魅力の元祖親子丼ランチの魅力を、実際の体験をもとに詳しくレポートしていきます。

親子丼の歴史|発祥は日本橋「玉ひで」といわれる理由

親子丼は、だしと調味料で煮た鶏肉を卵でとじてご飯にのせた、日本を代表するどんぶり料理のひとつです。

その発祥は、日本橋人形町の老舗「玉ひで」といわれており、この由来は農林水産省の食文化紹介ページでも取り上げられています。

明治20年頃、「玉ひで」で鶏すきの締めとして親しまれていた「親子煮」を、明治24年に五代目店主の妻・とくさんがご飯の上にのせて一品料理として提供したことが、現在の親子丼の始まりとされています。

その後、日本橋周辺を中心に人気が広まり、やがて全国へと広がっていきました。

今では家庭料理としても定番の親子丼ですが、日本橋に住むからには一度は発祥の味を食べてみたいと思い「玉ひで」を訪れてみました。

人気店でも回転率が高い「玉ひで」のランチ

今回は、日本橋の小網神社に参拝したあと、平日の12時頃に鳥料理 玉ひでを訪れました。

到着時にはすでに行列ができていましたが、まず入口で注文を済ませ、食券のような札を受け取ってから並ぶスタイルでした。

人気店なので混雑はしていましたが、回転率が高く、この日は約10分ほどで席へ案内されました。相席を了承すると、仕切りのある2名掛けの席に案内され、落ち着いて座れるのもうれしいポイントです。

さらに驚いたのは、席に着いてから料理が運ばれてくるまでの早さ。事前に注文しているため提供がスムーズで、忙しい平日のランチでも利用しやすいと感じました。

参拝後のランチや、日本橋エリアでサクッと名店の味を楽しみたい方にもおすすめです。

玉ひでの選べる4種類の親子丼

鳥料理 玉ひでのランチでは、親子丼だけでもいくつか種類が用意されており、「とく親子丼」「元祖親子丼」「しゃもづくし親子丼」「天然白レバ親子丼」と、それぞれ異なるこだわりが楽しめます。

今回選んだのは、定番で人気の「とく親子丼(1,900円)」。玉ひでオリジナルの銘柄鶏「赤麓鶏」を使用した看板メニューで、しっかりとした肉質とやわらかさを兼ね備え、噛むほどに旨みが広がるのが特徴です。

一方で「元祖親子丼」は価格帯はやや高めですが、日本最高級といわれる「東京しゃも」を使用した贅沢な一杯。実際に訪れた際も、前に並んでいたスーツ姿の男性が注文しており、その人気ぶりがうかがえました。

今回は王道の「とく親子丼」を選びましたが、次回はぜひ「元祖親子丼」にも挑戦してみたいと思います。

卵がとろとろのとく親子丼を実食

運ばれてきた瞬間、思わず見入ってしまうほど美しい一杯。ふんわりと半熟にとじられた卵は見るからにとろとろで、湯気とともに出汁の香りがふわっと広がり、一気に食欲をそそられます。
さっそくひと口いただくと、やさしい甘みのある割り下と卵のコクがご飯にじんわりと染み込み、口の中でふわっとほどけていくような食感。そこに鶏肉のしっかりとした旨みが重なり、シンプルながらも完成度の高さを感じる味わいです。
今まで食べてきた親子丼の中でも、一番おいしいと感じました。とくに印象的だったのは卵のとろとろ感で、なめらかな口当たりと出汁との一体感が格別です。
セットで付いてくる鶏スープも、鶏の旨みがしっかりと感じられるやさしい味わい。親子丼との相性もよく、ほっとするような一杯でした。
シンプルな料理だからこそ、素材や火入れの違いがはっきりと伝わり、老舗ならではの技術とこだわりを実感できる一杯でした。最後の一口まで飽きることなく楽しめる、まさに王道の親子丼です。

うまみ引き出す玉ひでのオリジナル七味

卓上には、玉ひでオリジナルの七味唐辛子が用意されています。

ラベルには「鶏・玉子・牛豚の美味を引き出す玉ひでの七味」と書かれており、親子丼との相性を考えて作られていることがわかります。さらに裏面には、山椒や黒胡椒などをバランスよく配合し、唐辛子の辛さだけでなく風味を引き立てる工夫がされていることが記されています。

実際にひと振りしてみると、ピリッとした辛さの中に山椒の爽やかな香りがふわっと広がり、親子丼のやさしい味わいにほどよいアクセントをプラスしてくれます。

そのままでも完成度の高い一杯ですが、途中で七味を加えることで味の変化が楽しめるのも魅力。最後まで飽きずに食べ進められる、名脇役の存在でした。

日本橋で出会う親子丼発祥の味は一度は食べたい一杯

鳥料理 玉ひでは、親子丼発祥の店として知られる日本橋の老舗。
長い歴史と確かな技術が詰まった一杯は、実際に食べてみるとその人気ぶりにも納得のおいしさでした。
行列ができるほどの人気店ではありますが、回転率が高く平日ランチでも比較的利用しやすいのも魅力のひとつ。さらに、小網神社から徒歩圏内という立地の良さもあり、参拝後のランチにもぴったりです。
とろとろの卵と出汁の旨みが一体となった親子丼は、シンプルながらも完成度が高く、「一度は食べておきたい名店の味」と感じられる一杯。日本橋エリアでランチに迷ったら、訪れてみてほしいお店です。

鳥料理 玉ひで
住所:東京都中央区日本橋人形町1-17-10
アクセス:半蔵門線「水天宮前」駅から徒歩約1分、日比谷線「人形町駅」から徒歩約2分
TEL:03ー3668-7651
営業時間:月〜土11:30-13:30、17:00-21:30、日11:30 – 13:30
定休日:なし
駐車場:無

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。