ベトナム料理といえば、フォーや生春巻きのような“あっさりとした優しい味”のイメージが強いと思いますが、今回は私が初めて出会ったベトナム料理を紹介したいと思います。
訪れたのは、333 Vietnamese Restaurant(バーバーバーベトナム料理)です。
小伝馬町駅から徒歩4分！ベトナム気分が漂う広々とした店内
333 Vietnamese Restaurantは、東京メトロ日比谷線「小伝馬町駅」から徒歩約4分の場所にあります。
店頭にはたくさんのメニューが並んでいて思わず立ち止まります。私の他にも足を止めてメニューを眺めている方を見かけました。
階段を降りて店内に入ると、思ったよりも広く、総席数は54席もあります。
ベトナムの風景写真と装飾で、一気にベトナム気分が高まります。優しい色合いで、ベトナムの穏やかな雰囲気を感じさせます。
定番のフォーから珍しい郷土料理まで勢ぞろい
メニューを見ると、フォーの種類が豊富です。店員さんにお聞きしたところ、牛すじフォーや、ブンボーフェという数種類のお肉が入ったフォーが人気だそうです。
牛骨と豚骨を約8時間かけて煮込んだスープが決め手と書かれており、おいしそうですね。
さらにメニューを見ていくと、「ブンチャー」とか「ブン・ダウ・マムトム」などという、初めて見聞きする料理が出てきました。
「ブンチャー」はベトナムの定番つけ麺と紹介されています。「ブン・ダウ・マムトム」はベトナムの発酵エビペースト香草麺とのことです。
ベトナム料理屋さんは他にもあるけど、これらの料理はこのお店ならではなのかな？と思い、私は「ブン・ダウ・マムトム」に挑戦してみることにしました。
実食レポート！ベトナムの若者に人気の「ブン・ダウ・マムトム」とは？
せっかくなのでベトナムのビールで乾杯します。お店と同じ名前の333ビールをいただきました。有名なベトナムビールです。
このお店でうれしかったのが、サラダ類のメニューにハーフサイズがあることです。
「料理を待つ間に、もうちょっと何か食べたいな〜。」と思い、パパイヤサラダのハーフを頼みました。
甘酸っぱいさわやかな味付けに、パパイヤ独特の苦味と歯ごたえ、パクチーのクセもいい感じです！ビールによく合いました！ハーフサイズでも意外とボリュームがあります。
そして、「ブン・ダウ・マムトム」の登場です！
エビペーストのソースは、独特の発酵した香りと塩気が効いていて、最初は少しクセがあるように感じます。量が少ない？と感じましたが、とても濃厚なので少しずつ麺に付けていただきます。
麺と一緒に添えられているのは、茹で豚、揚げ豆腐、生野菜、揚げ春巻きです。ソースを付けながら食べると不思議とまとまり、シャキシャキとした野菜の食感や、揚げ豆腐の香ばしさが絶妙です。
日本ではなかなか出会えない本格的なベトナム料理に、思わず「これはクセになる！」と気づけば箸が止まらなくなっていました。
こんなに個性的な料理もあるのか！と新しいベトナムを知った気持ちになりました。
「ブン・ダウ・マムトム」について店員さんに伺うと、「優しい味付けが多いベトナム料理でも、このように塩辛い味付けの料理もあります。
「ブン・ダウ・マムトムはベトナムの若者にとても人気があるんですよ。」と教えてくださいました。
本場の味を堪能できる日本橋の人気ベトナム料理店
メニューには、パクチー有りの表示や長めの調理時間を要するものには調理時間の目安が書かれています。グループで食事に行くと、エスニック料理に慣れていない人もいるかもしれませんが、初心者にも優しい配慮を感じますね。
最近はバインセオ（ベトナム風お好み焼き）がリニューアルされて、大きなサイズに変わったそうです。みんなでシェアしやすくなり、グループのお客さんにおすすめとのことです。
オフィス街ということもあり近隣の会社員が飲み会で利用したり、家族連れが訪れることもあるそうで、多くの日本人に愛されるベトナム料理屋さんです。
日本橋でベトナムの食文化に触れながら、おいしい料理と時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。
きっと、一度訪れたら「次はあれも食べてみたい！」と思える、リピート必至のお店になるはずです。
333 Vietnamese Restaurant(バーバーバーベトナム料理)
住所：東京都中央区日本橋大伝馬町2-1大伝馬町老番地ビルB1F
アクセス：東京メトロ日比谷線「小伝馬町駅」から徒歩約4分
JR総武本線、JR横須賀線「新日本橋駅」から徒歩約4分
東京メトロ銀座線、半蔵門線「三越前駅」から徒歩約8分
TEL：03-6264-9589
営業時間：平日11:00-23:00
土日祝11:00-22:00
(ラストオーダーは閉店時間の30分前)
定休日：無し
