働く人に活力を握ってくれる、人形町「おにぎり屋シチロカ」

忙しい仕事の合間に食べるランチは、午後を乗り切るための大切なエナジーチャージ。
人形町の路地裏には、そんな働く人たちの活力を握ってくれるおにぎり屋さんがあります。

小さな入口の向こうで待っているのは、でっかいおにぎりと、どこかほっとする家庭の味。
今日もひと握りの元気をもらいに行ってきました。

オフィスが立ち並ぶ人形町の路地裏に、通り過ぎてしまいそうな小さな入口

繊維業やアパレル問屋のオフィスが立ち並ぶ人形町。

そんなビジネス街の路地裏に、ともすると通り過ぎてしまいそうな小さな入り口のお店があります。でも、実はここ、ランチタイムになると近隣のオフィスで働く人たちが列をつくる、知る人ぞ知る人気店。

私もオフィスが人形町なので、時間がないからサクッとすませたいけど、午後に向けて腹ごしらえもしっかりしたいと思うときについ立ち寄ってしまうのがこのおにぎり屋さんです。

ランチは2種類。おにぎりセットは日替わりと好きなおにぎりを一つずつ選べ、お味噌汁付きで850円。おにぎりセットの内容にプラスして、お惣菜2品を選べるのがシチロカセットで1,100円。

価格はすべて税込。もちろん、単品で好きに組み合わせることもできます。お支払いはPayPayか現金のみなのでご注意ください。

入口は小さい。でも、おにぎりはでっかい

おにぎりの具材はいつも10種類前後用意されています。

定番の紀州梅や日高昆布はもちろん、人気ランキング1位のぜいたく鮭や、2位の煮あなごといった高級感を味わえる具材もあって、選ぶのが楽しい!毎日来ても飽きません。

なかでもおすすめは、人気3位のいぶりがっこチーズ。
「ご飯にクリームチーズ?」と思われるかもしれませんが、燻製の香りとまろやかなチーズの組み合わせが意外にもご飯に合うんです。ぜひ一度味わってほしいです。

おにぎりの決め手は、やっぱりお米!と感じさせてくれるのが、こちらのお店のこだわり。
2025年10月から、新潟県魚沼産コシヒカリの棚田米を使用しているそうです。

山あいの寒暖差と澄んだ雪解け水に育まれたお米は、甘みがあり粒立ちもしっかり。冷めてもおいしく、おにぎりとの相性も抜群です。

そんなこだわりのお米を、人の手で一つひとつやさしく握られる大きなおにぎりは、心も胃袋も満たしてくれます。

おにぎりだけじゃない、家庭のおかず

おにぎりにこだわりがあるのはもちろんですが、ぜひ注目したいのがサイドメニューの存在です。数種類用意されているその日のお惣菜は、どれも気持ちがほどけるような、ほっとする家庭の味がそろっています。

たとえば、やさしい味わいのだし巻き卵。さらに、ツナときゅうりを合わせた里芋のポテトサラダなど、実家の食卓を思い出させるような副菜が並びます。おにぎりの満足感を、もう一段引き上げてくれるラインナップです。

ご夫婦が二人三脚で切り盛りするこのお店では、おにぎりもお惣菜もすべて手作り。カウンターの向こうでは、ご主人が手際よくおにぎりを握り、スタッフの方々がお惣菜をていねいに盛り付けています。

みなさんが忙しく動き回る様子を眺めていると、目の前の一品一品がすべてこの店内でつくられていることに、あらためて実感が湧いてきます。

ちなみに、おにぎりでは定番の具材ツナマヨも市販の缶詰は使わず、マグロを店内で直接煮込む完全自家製だそうです。いつもの味がぐっと特別に感じられますね。

「シチロカ」をぎゅっと握ったら、「活力」になった

一見不思議なシ・チ・ロ・カという店名。
「何語なんだろう?」と気になった方も多いかもしれません。

実は活力という漢字をほどいてカタカナにした独自のネーミングなんです。

日々ていねいにおにぎりを握るその手には、お客さまに活力を、元気を手渡したいという店主の方の想いがこめられているんですね。

日本人のソウルフードであるおにぎりを通して、この街で働く人、暮らす人へエネルギーを届けてくれるシチロカ。明日への活力をもらいたいときに、ふと訪れたい人形町の小さな名店です。

おにぎり屋 シチロカ
住所:東京都中央区日本橋人形町3-5-6榎本ビル1F
アクセス:東京メトロ日比谷線・都営浅草線「人形町駅」から徒歩約2分
TEL:070-6983-7602
営業時間:月〜金7:30-14:00※10:00-11:00の間は、テイクアウトのみ
定休日:土・日・祝日(土曜日は不定期で営業の場合あり)
駐車場:なし

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。