日中でも、風が冷たくて寒い日。温かいランチを求めて人形町を散策していて見つけたのは、香港料理のお店「万葉軒 ワンタン麺&香港飲茶Dining」です！
中華料理のお店はたくさんあるけど、私は香港料理には特別な魅力を感じます。それは優しい味付けの料理が多い印象があるからです。
人形町駅からすぐ、上品な店構えの香港料理屋さん
万葉軒は、都営浅草線、東京メトロ日比谷線人形町駅より徒歩約1分の場所にあります。
パッと見たところ、老舗の洋食屋さんかな？という上品な雰囲気ですが、香港料理屋さんでした。
店内は、テーブル席とカウンター席を合わせて40席ほどあります。
私が訪れた日は満席状態だったので、店内の様子は店頭にあった写真のとおり。
店の奥にも席があり、意外と広い店内です。
香港料理といえば、ワンタン麺と点心！
香港料理といえば、ワンタン麺と点心が有名！店頭のメニューで、海老ワンタン麺にひかれて入店しました。
ご飯メニューもおいしそう。
平日だと、麺と点心がセットになったランチセットがあるそうですが、週末だったためワンタン麺と、追加で点心も頼んでみることにしました。
どれもおいしそうで悩みます。
焼き点心と揚げ点心はこちらです。大根餅も春巻きもおいしそうで悩みますね。
逸品料理も豊富です。これは、夜に紹興酒とともに味わうのが良さそうですね。
名物塩海老ワンタン麺と小籠包をいただきます
まず、塩海老ワンタン麺が提供されました。透き通った塩スープ、麺の上に乗っている鶏チャーシューとワンタンが魅力的。
ワンタンは5個ほど乗っています。 1口で頬張ると、口の中がいっぱいになるほどの食べ応えがありました。
海老と豚肉とたけのこが入っていて、プリプリでジューシー！歯ごたえもあります。
ワンタンの皮が大きく、スープが絡んでおいしいです。この優しいスープに身体も心も温まります。麺もおいしかったです。
そして、迷った末に選んだ点心は、小籠包です！
こちらはしっかりとした皮に包まれていて、中に肉汁が閉じ込められています。肉汁をこぼさないようにていねいに食べました。
ホカホカでモチモチな皮と、しっかりしたお肉のうま味がたまりません。
香港料理は、やっぱりおいしいです！
医食同源の考えを大切に、料理の研究を続けるシェフ リンさんのこだわり
デザートにマンゴープリンをいただきました。上品な甘さと酸味が、食後にピッタリです。
3年半ほど前に人形町にオープンした、万葉軒 ワンタン麺&香港飲茶Dining。
水天宮にも近く、天気の良い週末ということもあり、店の周辺はにぎわっていました。
店内も満席です。この日は観光で訪れた人もいたようですが、普段はどんな感じなのでしょうか？
シェフのリンさんにお伺いしました。
ーー人形町はどんな街ですか？お店にはどんなお客さんが訪れますか？
リンさん：この辺りはラーメン屋さんが多く、特に味の濃いラーメン屋さんが人気です。そんな中、香港料理の優しい味は、子どもからご年配の方まで食べやすく、喜ばれています。
ーー私も香港料理の優しい味付けが大好きです。ワンタン麺、とてもおいしかったです！
リンさん：ワンタンの皮は手作りですし、具は海老と国産の豚肉を使っています。豚肉はブロック肉をお店でひき肉にしています。麺は開化楼の麺を使っているんですよ。
ーー開化楼！多くのラーメン屋さんが使っている有名な麺ですね！細い麺にスープがよく絡んでおいしかったです。それに小籠包もおいしかったです。
リンさん：もちろん小籠包の皮も手作りです。胃もたれしないよう、材料に工夫しています。
ーーおいしさの秘密は、リンさんのこだわりにあったんですね！このお店はオープンして3年半ですが、これまでも料理人だったんですか？
リンさん：船橋で中華料理屋さんをしたり、中国で日本の懐石料理を作ったり、いろいろ経験してきました。身体に優しい、医食同源の考えを大切にしています。料理の研究はまだ続きます！
ーー貴重なお話、ありがとうございました。
リンさんは常連さんとも気さくにお話されていて、満席でも店内は穏やかな雰囲気でした。
中華料理は辛い！というイメージの方には、ぜひ万葉軒で、身体に優しい香港料理を試してみてほしいです。
万葉軒 ワンタン麺&香港飲茶Dining
住所：東京都中央区日本橋人形町3丁目7-10 日本橋DOLL-3 1F
アクセス：東京メトロ日比谷線、都営浅草線「人形町駅」から徒歩約1分
東京メトロ半蔵門線「水天宮前駅」から徒歩約5分
TEL：03-6661-2268
営業時間：平日11:00-23:00/土日祝11:00-22:00
定休日：火曜日
