日本橋の歴史を感じながら日本酒と季節の料理をたのしむことができる「Japanese Restaurant KINZA」|日本橋室町

今回は日本らしさ、日本橋らしさを感じることができる和食レストランをご紹介します。

江戸時代の金座からKINZAへ。日本橋の歴史を感じるレストラン

店名の「KINZA」は、漢字で「金座」と書きます。江戸時代の金貨が、日本銀行の本店がある日本橋室町エリアで造られていたため、「金座」と呼ばれていたことが由来となっています。店名から、江戸時代から現在にいたるまで日本経済の中心として栄えてきた日本橋の歴史を感じさせます。

日本橋を代表するホテル、マンダリンオリエンタルに併設されており、海外からの観光客からも人気の和食レストランとなっています。

店内は広々としており、個室やテラス席も合わせると191席となっています。ガラス張りとなっているので、開放感があり、ステキな空間で食事をたのしむことができます。

入店すると、たくさんの酒樽がお出迎え。日本酒は常時30種類以上と種類が豊富で、日本酒に合う料理が取りそろえられています。日本酒の飲み比べができたり、店員さんは日本酒に詳しい方ばかりなので、おすすめを聞きながらたのしむこともできます。

種類豊富な日本酒と日本酒と相性抜群な料理を堪能 ⁡

私は日本酒にあまり詳しくないため、店員さんにおすすめを聞きました。甘口が好みなので、「花陽浴」という日本酒を注文しました。香りからフルーティーさがあって、パイナップルのような味わいが感じられます。普段、日本酒をあまり飲まない方でも、飲みやすいと思います。

料理も、注文した日本酒に合うようにおすすめを聞いてから注文しました。

まずは、和食レストランらしく、本日のお造り(1,650円※税込)を注文。マグロ、かんぱち、タイ、カツオ、サワラ、ホタテと6種類のラインナップ。どれも新鮮で、肉厚なので食べ応えがあります。氷の上にのった状態で提供されるので、日本酒をのみながらゆっくりと味わえるのもうれしいですね。

お肉料理は、霧島豚肩ロースの塩麹焼き(2000円※税込)を注文。塩麴に漬けてから焼き上げるため、しっとりとやわらかく、ジューシーさも残ります。炭火で焼くことで香ばしさもあり、塩麴のコクも感じられます。とろり、ほろほろとした食感で、とてもおいしかったです。

そして、Japanese Restaurant KINZAでも大人気のメニューのひとつである、銀鮭とイクラの土鍋飯(2,900円※税込)は、注文必須です。炊き上がるまでに約30分かかるため、早めに注文をしておくのがポイントです。

土鍋で炊き上げたしっとりつやつやのごはんに、ふわふわの銀鮭、ぷちぷち食感がクセになるイクラをたっぷりとのせていただきます。お米の甘みに、銀鮭やイクラの塩気が合わさることで、おいしさの相乗効果が生まれています。

そのままいただいた後は、味変として、お出汁でお茶漬け風にして食べることができます。優しく上品な味わいのお出汁をかけていただくお茶漬けも、とてもおいしいです。

土鍋飯はボリュームがありますが、食べきれない場合でも、おみやげとして持ち帰ることができるのもうれしいです。

お腹にすこし余裕がある場合は、ぜひ和のスイーツもたのしんでみてください。自家製わらび餅(880円※税込)は、本わらび粉を使用し、店内で練り上げた本格的なわらび餅をいただくことができます。もっちりとしていて味わいがしっかり感じられるわらび餅は、これまで食べてきたわらび餅の中でもダントツのおいしさでした。

店内のデジタル絵巻も必見!種類豊富なランチお膳も人気です。⁡

ディナータイムは、飲み放題付きのコースメニューもあるため、会食や会社の飲み会にも利用できそう。

また、ランチタイムの営業もしており、季節の食材を使用したランチ膳をいただくことができます。銀鮭の西京焼き御膳、三元豚のヒレカツ御膳、お造り盛り合わせお膳や、蕎麦がついてお膳もあり、何度でも訪れたくなります。

店内のカウンター席の上には、デジタル絵巻というものがあり、江戸時代の絵巻を現代のデジタル技術で表現しています。長い歴史のある日本橋という地を、空間と食でたのしむことができるすばらしいお店のため、ぜひみなさんにも訪れてみてほしいです。

⁡Japanese Restaurant KINZA
住所:東京都中央区日本橋室町2丁目1−1三井二号館 1階
アクセス:東京メトロ銀座線「三越前駅」から徒歩約3分
東京メトロ半蔵門線「三越前駅」から徒歩約3分
TEL:050-5385-3429
営業時間:11:00~23:00
定休日:不定休

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。