今回紹介させていただくのは、日本橋室町の三越前駅から徒歩約1分の場所で営業するビアバー「BULVÁR TOKYO(ブルヴァール トーキョー)」です。

オーナーの方は、なんと日本人初のビルスナーウルケル社認定タップスター(最高の注ぎ手)。
チェコをブランドテーマとしているお店で、チェコ料理やチェコのビールがお好きな方はもちろん、ビール全般がお好きな方にはぜひチェックしていただきたいお店です。
下町情緒漂う路地裏にひっそりと佇む「BULVÁR TOKYO」

高級感あふれる百貨店や、オフィスビルが立ち並んでいる三越前駅近辺。ビジネスパーソンやショッピングを楽しむ人々が行き交い、常に活気が感じられる街です。
その一方で大通りから裏に入ると、古民家風のレストランやこじんまりした外見の居酒屋などが点在し、どこか懐かしい雰囲気が漂っています。

そんな路地裏ならではの温かみが感じられる場所に、まるで隠れ家のようにお店を構えているのがブルヴァール トーキョーです。
3種の注ぎ方で違った味わいを
こちらのお店でメインで提供されているのは、チェコの伝統ビール「ピルスナーウルケル」と、日本で広く親しまれているビール「アサヒスーパードライ」。
それぞれ注ぎ方を3種類の中から自分の好みに合わせて選ぶことができます。注ぐ際の泡の立て方を変えたり、炭酸感をコントロールしたりすることで、同じビールでも異なる味わいになるんだそうです。

ピルスナーウルケルの3種類の注ぎ方は、
- ハラディンカ
- シュニット
- ミルコ
この中でスタンダードとなるのは「ハラディンカ」と呼ばれる注ぎ方で、最初に泡を入れてから、その下に液体を入れるのだそうです。日本でよく飲まれる、ビールを入れてから上に泡をのせる注ぎ方と違い、入れる順番が真逆なんですね。

アサヒスーパードライの3種類の注ぎ方は、
- シャープ注ぎ
- サトウ注ぎ
- マツオ注ぎ
この中の「シャープ注ぎ」が日本で一般的に知られている、ビールを入れてから泡をのせる注ぎ方で、炭酸の刺激が強く感じられる注ぎ方だそうです。
これに対し「サトウ注ぎ」は、適度に炭酸ガスを抜きながら一度に注ぎあげる方法で、炭酸の陰に隠れた麦の味わいもとらえられるのが特徴なんだとか。注ぎ方1つでビールの味わいや風味が大きく変わるのは面白いですよね。

私が最初にいただいたのは、ピルスナーウルケルの中の「ミルコ」です。グラスの中がきめの細かい泡で満たされており、甘い味わいが印象的。まるでスイーツをいただいているかのような感覚で飲ませていただきました。

2杯目は、アサヒスーパードライの「サトウ注ぎ」。ふんわりとした泡と麦の味わい、そして程よく量を調節された炭酸の刺激により、スーパードライのおいしさを最大限に楽しめるような1杯でした。
本格的なチェコ料理も一緒に

最初の1杯目の注文後には、お通しのサラダも提供されます。ビールとの相性が良く、1杯目のピルスナーウルケルを飲み進める上で、とても大事な役割をになっていました。
ブルヴァール トーキョーで提供しているフードメニューは、ちょっとめずらしいチェコ料理。世界有数のビール大国であるチェコの料理は、ビールとの相性も抜群です。

せっかくなので、お食事も楽しませていただきました。注文したのは、「スパイス香る 牛スジ肉のボロネーゼ ニョッキ」。
味わい深いボロネーゼソースが野菜のうまみを引き立てており、ビールにピッタリな一品。団子状のパスタで、もちもちとした食感が特徴的でした。
今回紹介させていただいたお酒やお食事メニューは、ブルヴァール トーキョーの全メニューの中のほんの一部。他にもクラフトビールやハイボール、サングリアなどさまざまなお酒が楽しめます。あまりお目にかかれないチェコ料理の数々も魅力的です。
日本橋室町の「BULVÁR TOKYO」。隠れ家のようなビアバーで、ビールの奥深さと普段味わえないチョコ料理を体験してみてはいかがでしょうか。
BULVÁR TOKYO(ブルヴァール トーキョー)
住所:東京都中央区日本橋室町1丁目12−6 日本橋ムロホンビル4 2階/3階
アクセス:東京メトロ各線「三越前駅」A4出口から徒歩約1分
TEL:050-3823-6923 03-6910-3590
営業時間:月~金 17:00-23:00(フードL.O.22:00/ドリンクL.O.22:30)
土曜日 16:00-22:00(フードL.O.21:00/ドリンクL.O.21:30)
定休日:日曜日・祝日
駐車場:なし(近隣にコインパーキングあり)